挫折の29面 ( No.1 ) |
- 日時: 2002/09/21 23:52
- 名前: LRW
- さて、後半面です。
16面では、自分は初めて「宝消し」のテクニックを知りました。 1000点が連チャンで入るから、結構稼げるな、この面。 などと思いつつ、2万点でクリアー。 最後の詰めを誤ってクリア不能になったこともありましたが・・・。 17面は、ひたすらじれったさを感じさせる面でした。敵が宝を置いてくれないとクリアできないというのが・・・。 18面は、当時は1万点であきらめてました。敵3匹を入れる方法がわからなかったもので・・・。 19面は、からくりがわかれば簡単でした。 20面は、ある意味敵の誘導のシビアさを肌で感じた面です。自分のY座標が半キャラ違うだけで、動きが変わってしまうので。 21面・・・。 ここだけは、後述とさせてください。全30面中、最も思い入れの深い面なので。 22面の最初は、いろいろな方法があったようですが、自分はいきなり右に降りてました。それでも、意外と敵が右に来ないんですよね。 23面は、左上の宝が面倒だなと思いつつも、あっさりクリア。 24面は、当時は1万点で妥協していたので、簡単でした。ここでの稼ぎは、かなり早いうちから知られていたようですが。 25面は・・・見た目以上に難しかったですね。自分の印象としては。仕掛けは単純なんですが、宝を回収するにつれて難易度が上がっていくのが、当時の自分としては厳しかったです。 26、27面は、敵が勝手にシールドされるので楽でした。2万点+ブルータイムを比較的早くからやってましたね。 28面の2万点は、あるとき見てなるほどと思い、早速取り入れました。 そして29面・・・。 当時は、左上の仕掛けがまったくわかりませんでした。30面の左下は、すでに頭の中で解いていたので、29面の左上さえわかれば、1周クリアは確実だったのです。 余談ですが、このシリーズって、最終面よりもその一つ手前の面のほうが難しいような気がするのは気のせいでしょうか? ・・・話を戻しましょう。 しかし、いくら考えても、29面の左上がわからず、1985年になってVが出回るようになり、1周クリアできないうちにUは姿を消してしまったのです。 この当時、自分の周囲に上手なプレイヤーがほとんどいなかったのも、ある意味不幸でした。 そして、Uをクリアできなかったという事実は、以後十数年間、自分の頭に重くのしかかることになります。
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時は流れて・・・ ( No.2 ) |
- 日時: 2002/09/23 22:42
- 名前: LRW
- 時は流れて、1997年ごろ・・・だったかな?
たいていのプレイヤーがDDRやKOF等にいそしむ中、すでにレトロゲームと化したUを探して、自分は都内を徘徊していました。 どうしても全面クリアしたい、それだけのために・・・。 そんなある日、池袋パルコの地下のタイトーステーションに足を踏み入れたところ、その一角にはレトロゲームコーナーが。 しかもそこには、求めるゲームがあったのです。 すぐに千円札を崩して、早速プレイ。 しかし、相変わらず29面はわからずじまい・・・。 ここだけのために、何人のコマンダーが犠牲になったことやら・・・。 しかし、そんな自分に神の手が差し伸べられます。 それから数日後、自分がそこに再び足を運ぶと、妙に太った二人組がUをプレイしていました。 彼らは途中の面を難なくクリアし、自分が悩んでいた29面もあっさりクリア。 その瞬間、自分は彼らに「29面の左上を教えてください」と、頼み込みました。 彼らに教わった方法を試し、ようやく29面をクリア。 そして、頭の中で何度も解いていた30面は難なくクリアし、全面クリア達成。 本来なら、この時点で満足するはずだったのが、このゲームに限ってはそうは行きませんでした。 なんと、彼らはただクリアするだけではなく、時間ぎりぎりまで稼ぎをしていたのです。 発売当初からそのときまで、自分の周囲にそんなことをしているプレイヤーがいなかったので、この光景は衝撃的でした。 これをきっかけに、自分はさらなる奥地へと足を踏み入れることとなります。
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21面奮戦記 ( No.3 ) |
- 日時: 2002/09/23 23:10
- 名前: LRW
- 21面・・・。
なぜここが、自分にとって一番思い入れのある面かというと、自力で2万点を成功させた面だからです。 そのきっかけは、やはり前述の二人組のプレイでした。 彼らは21面で、敵を左上に閉じ込めて1万点を取っていたのです。 29面がクリアできるようになった喜びとともに、21面の1万点のインパクトは、当時の自分にとっては絶大でした。 早速彼らのプレイを真似して、1万点をマスター・・・したまではよかったのですが、ここでとある考えが・・・。 敵を穴に入れずに左上に閉じ込められれば、2万点が取れるのではないか? すぐさま地形を見て、敵の動きをシミュレート。 下まで落とせば、敵を解放することも可能だ・・・。 そして、早速21面をプレイ。 しかし、そのまま敵を落とすだけでは、自分が出られない。 それを防ぐためには、右側も掘っておけば脱出できる・・・。 そして、再プレイ。 しかし、ここで問題発生。 左を先に掘っても、右を掘ると敵が向きを変えてしまう。そうならないためには、ぎりぎりまで右を掘るのを遅らせるしかない。それでだめならあきらめよう。 さらにコンティニューを重ね、右側を掘るタイミングをつかむのに苦労しながらプレイを続け、ついに画面にあの文章が・・・。
YOU
MADE IT WITHOUT ENTRAPPING
20000
人目もはばからずに、思わずガッツポーズ 。 それからしばらくして、7面の1万点も自力で発見したのですが、やはり21面の2万点の達成感にはかないませんでした
。 この時点では、すでに何人かがここの2万点を達成していたようですが、誰にも教わらずにパターンを構築できたのは、非常に大きな喜びでした。 これが、自分が21面を一番好きな理由です。
ちなみに自分は、ここだけで三千円使いました
。
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稼ぎプレイを始めて ( No.4 ) |
- 日時: 2002/10/05 18:53
- 名前: LRW
- ほぼ2週間書き込んでない・・・。
それはさておき、例の二人組のやっていた稼ぎプレイを見て、自分もやってみようかなと考えました。 ただし、カンストまで続けるのではなく、1周でどれだけの点数が出せるか、を知りたくて始めたわけですが・・・。 彼らの稼ぎの内容は、連続シールドと頭稼ぎ。 というわけで、自分もそれに習って頭稼ぎの練習から始めることに。 この当時は、それ以外の稼ぎをまったく知らなかったのですが、今にして思えばかわいいものでした。 普通にプレイしたときの1周クリア時点の点数は、だいたい140万点前後。 しかし、それからしばらくして、ものすごい稼ぎの存在を知ることになります。 24面のある場所で、敵2匹が固まって動かなくなるのですが、その敵に横から乗ると、レバーを左右に振るだけで1000点入るのです。 それを知って、かなり点数が伸びました。だいたい200万点弱はコンスタントに出していたと思います。当時の水準でも、24面だけで40万点近くは稼げましたから。 そんなある日、普通にプレイしていると、妙に調子よく進み、24面までノーミスで到達。 ここで、つぶせるだけ残機をつぶしたらどうなるか、というわけで、早速決行。 両腕の疲れに悩まされながら24面で限界まで稼ぎ、30面クリア時点の点数が、なんと361万点
。 しかし、ひそかに喜びに震えながら、さらなる高みに進もうとしていた矢先、その店からUが消滅
。 こうして自分は池袋を後にすると、再びUを捜し求め、ミカドにたどり着くことになります。
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ミカド ( No.5 ) |
- 日時: 2002/10/05 19:22
- 名前: LRW
- ミカド・・・。
そこは、ロードランナーファンなら一度は行くべき場所だと思います。 現時点でU、V、Wがそろっているという、ファンにとっては聖地ともいえるゲームセンターです。 この当時設置されていたのはUとVですが、実は自分はここのUには前から目をつけていました。 しかし、ここのUはランクが高かったので、そのときまで敬遠していたのです。 ですから、最初のうちは、やむにやまれぬ事情で通っていました。 そんなある日のこと、いつものようにUをプレイしていると、隣でVをプレイしていた人にいきなり声をかけられました。 自分のプレイスタイルがかなり珍しかったらしく、また、同じロードランナーのプレイヤーということで、あっという間に意気投合
。 その人から、「夜になるともっとすごい人たちが来るよ」と聞かされ、しばらく待っていると・・・。 その人たちが来ました。といっても、二人ですけど
。 しかし、彼らのプレイは、それまで連続シールドや頭稼ぎしか知らなかった自分にとっては衝撃的でした。 3面のはしごの左側で2匹の敵を引っかけて、その頭に連続で乗って稼ぐ・・・。 「そんな稼ぎがあったのか!」 思わず口に出してしまいました。 しばらく彼らと話をしているうちに、彼らもまた稼ぎプレイを研究中との話を聞いたので、 「21面の2万点、見せましょうか?」 そして、彼らの目の前で披露。 どうやら彼らも、21面で2万点を取れるとは思っていなかったらしく、お礼に3面と4面の引っかけを教えてもらいました。 人数こそ少ないものの、ロードランナーで友人ができた瞬間でした。 しかし、それはまだ序の口に過ぎなかったのです。
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ミカド・その2 ( No.6 ) |
- 日時: 2002/10/06 21:44
- 名前: LRW
- ある夜、自分がいつものようにプレイをしていると、一人の人物がVを始めました。
彼は、1面からいきなり稼ぎを始め、当時の自分にとっては尋常じゃないほどのハイペースで点数を伸ばし、30面クリア時点で300万点近く出していました。 もちろんノーミスで。 これは見る価値十分と思い、そのときのプレイを終了させて、しばらく彼のプレイを拝見。 そして、彼がプレイを終了させてから、改めてプレイを開始すると、彼もまた自分のプレイをじっと見ていました。 しかし、緊張していたせいか、3面の引っかけに失敗したり、12面でタイムオーバーになったり・・・。 それでも、以前会った二人に自分のことを聞いていたのか、「なかなか面白いプレイですね」とのお言葉。 しかし、彼の言い分では、ミカドに来た当初から自分のプレイスタイルはどこか個性的だそうで・・・。 まあ、この当時、自分はよりアクション性の高いプレイを目指していたところがあったので・・・。 それからしばらくして、いつの間にか自分は、仲間内で「先生」と呼ばれるようになっていました。 うーん、どうしてなんでしょう? そして、このころから、うわさがうわさを呼ぶといった感じで、ロードランナー好きの人々がちらほらと集まるようになります。 特に会う約束もしていないのに週末の夜に集まって、定例会もどきのことをやるようになったのもこのころからです。 余談ですが、自分が18面の引っかけと29面の究極を発見したのも、確かこの時期だったと思います。
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閑話休題・その1 ( No.7 ) |
- 日時: 2002/10/06 22:13
- 名前: LRW
- そろそろ専門用語が出始めるころなので、ここでわかりにくいと思われる用語の意味を少し説明します。
シールド稼ぎ:敵を何度も入れたり出したりして稼ぐ方法です。一部の例外を除いて、点効率は悪いです
。 頭稼ぎ:特定の場所で飛び降りると、敵が向きを変えるのを利用して、敵の頭に何度も乗って稼ぐ方法です。 チョンチョン:前述のシールド稼ぎと併用することが多いです。敵を解放した瞬間に、すばやく頭に乗って戻る稼ぎです。 連乗り:頭稼ぎの応用編で、地面にまったく降りることなく、はしごと敵の頭を何度も往復して稼ぐ方法です。 殺さずの3000点:読んで字のごとく、敵3匹を連続して越え、なおかつ敵を殺さない方法です。7面で1万点を取るために必要です。 6000点:一発ネタとしてはかなりのインパクトがあります。敵3匹を連続して穴に入れ、その上を往復すると、3000点が2回入ります。Tでは動きが遅いのでやりたい放題ですが、U以降はできる場所が限られます。 戻り3000点:敵3匹を穴に入れ、3匹目に自分が差し掛かったところで戻ると、なぜか3000点入るのですが、これを連続して行う稼ぎです。 引っかけ:はしごの隣に敵2匹を重ねて動けなくしてしまい、その敵の頭に乗りまくって稼ぐ方法です。面によっては、20万点以上狙えます。 究極:さまざまな方法がありますが、レバーを左右に振るだけで1000点ずつ入る状態にして稼ぐ方法です。面によっては、60万点以上狙えます。命名の理由は、点効率が究極だからです
。 半埋め:SBY氏がWの15面でやっている、あれです。敵がブロックに半分埋まっているので、こう命名しました。
これ以外の専門用語が出たときには、そのつど説明します。
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